前へ
次へ

痛みと変形は紙一重の問題

接骨院と整骨院、その違いは字のごとく、骨を接ぐのか整えるのかです。
柔道整復師による施術ですが、長引く痛みの原因は、骨を診るレントゲンやMRIでは見えない慢性的炎症で増えることもあるといいます。
3ヶ月以上続く痛みで、首から足などの痛みは接骨院でも診てくれます。
マッサージ店などでは運動器やカテーテルという言葉があまり飛び交うことはありませんが、運動器とは関節や骨、筋肉や靱帯など、身体を動かすための仕組みの総称です。
運動器の痛みというと、すぐに骨の変形が取り上げられます。
しかし、骨の変形が痛みの原因ではないことも多く、接骨院が専門的に診てくれるわけです。
例えば、膝に異常がある人もいれば、レントゲンで膝に異常があっても、痛みを感じなかった人もいます。
海外でも、はっきりした異常が見つかった人は1000人のうち、たった15%で、残りはレントゲンでは正常だったが、痛みを訴えている人だというデータを報告しています。
こうしたデータが示すように、痛みと骨の変形は関係性に曖昧さがあります。
柔道整復師にも、レントゲンで痛みの原因は見えないものの、骨の変化は見えるため、そこから先を自分らの仕事(技術)だとおっしゃっています。

Page Top